コインランドリーの経営には、チャンスやメリットもあればリスクやデメリットもあります。
どの土地活用でもそうですが、これらのプラスとマイナスの面を理解しておかなければ、成功することはまずないと思います。
ここからは、そんなコインランドリー経営のリスクやデメリットなどについて解説していきます。
目次
コインランドリー経営の主なデメリット
コインランドリー経営では、まとまった初期費用がかかることや、大手企業の参入、現金が盗まれる可能性などがありますので、事前に想定したうえで適切な対処が望まれます。
主なデメリットは次の4点です。
- 初期費用が大きくかかる
- 対人トラブルの可能性もある
- 現金の盗難リスクがある
- 参入しやすく真似されやすい
- 売上が天候に左右されやすい
ひとつずつデメリットを見ていきましょう。
初期費用が大きくかかる
コインランドリーを開業するためにはある程度の初期費用が必要です。
洗濯機や乾燥機、両替機など、専用機器を購入しなければなりません。
また、屋外でコインランドリーをするわけにもいきませんから、建物も必要となります。
詳しくは、下記の記事に記載しているので、ご参照ください。
対人トラブルの可能性もある
コインランドリー利用者の出入りがあるので、場合によっては利用者同士のトラブルが発生します。
また、マナーの悪い利用者がいて機器が汚れてしまったり、壊されてしまうリスクも想定しておきましょう。
オーナーの目の届かないところでトラブルが発生しかねないというのは、コインランドリー経営が無人経営だからこその弱点でもあります。
最近では有人の店舗も増えていますが、ランニングコストが発生します。
防犯カメラの設置や、セキュリティ会社の利用が対策となります。
現金の盗難リスクがある
コインランドリーはコインビジネスなので、コインランドリー機器の利用ごとに現金が貯まっていきます。
そのため、コインが収納されていく箇所を壊せば、貯まっている現金が盗まれてしまいます。
また、紙幣をコインに両替する機器も置く必要があります。
その両替機そのものが盗まれてしまえば、ごっそりと収入が盗られてしまうことになります。
無人経営ができるのがコインランドリーのメリットでもありますが、盗難のリスクを忘れてはなりません。
このあたりのセキュリティ対策は、コインランドリー経営における課題です。
参入しやすく真似されやすい
コインランドリーの参入障壁は、開業資金をクリアすればとても低いです。
コインランドリーは特別な知識が必要なく、ある程度の資金があれば始められますから、あなたの土地の周辺で新たにコインランドリーができてしまうことがあります。
また、大手企業がコインランドリービジネスに参入してきて、あなたの店舗の近くに大型店舗を建てる可能性もあります。
そうなれば、これまであなたのコインランドリーを使っていた顧客も、新しいお店に流れてしまうでしょう。
そういった競合相手が増えた場合に、どのような対抗策があるのかも考えておく必要があります。
対策としては、常に顧客をひきとめておくマーケティングの要素が必要になります。
このあたりは、オーナーの経営手腕やビジネスセンスの見せ所でもあり、ビジネスの楽しさが詰まっている点でもあります。
弊社では、コインランドリーのマーケティングサービスも行っております。何かお困りごとがあればご相談頂ければと思います。
売上が天候に左右されやすい
コインランドリーの売上は雨の日が高くなります。
反対に、晴れの日は売上が低くなります。
理由としては、雨の日に洗濯物を干すことが出来ないため、コインランドリーで乾燥する人が増えるからです。
コインランドリーの天候に左右されるデメリットを解決するのが、コインランドリー×太陽光発電だと考えています。
コインランドリー経営の失敗例
コインランドリー経営のよくある失敗としては、経営を始めてみたら想定していた以上に固定費がかかってしまい、赤字経営になってしまったというものです。
事業を始める前に、入念にシミュレーションをしたつもりであったとしても、実際に経営をしてみると想定外のことがおきますし、事前の計算はあくまでも試算に過ぎません。
天候によって売上が左右されるのも、不確実な要素として忘れてはいけません。
つまり、コインランドリービジネスをやってみなければわからない点があることを把握しておく必要があります。
万全な予測などありえないと心得て、厳しめのシミュレーションをするのが得策です。
資金面に余裕を持ちながらコインランドリー経営を始め、不測の事態への備えも大切です。
このことは、コインランドリー機器の代理店企業からの営業があった場合も同様です。
「絶対に儲かる」と言われたから始めたのにも関わらず、最初から最後まで黒字になることはなかった、という残念な例もあるようです。
代理店企業は、営業としてコインランドリー経営を勧めてきます。
甘目の見積もりを提示する可能性も大いにあります。
「シミュレーションはあくまでも机上のデータに過ぎない」と覚えておきましょう。
甘い誘いには乗らずに、自分の冷静な目での判断をしましょう。
おすすめ土地活用比較サイト
コインランドリーだけでなく、その土地は何に向いているのかも冷静に判断することが大切です。
土地活用サイトをうまく利用して、ビジネスを成功させましょう。
スマイスター
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